狭筵

はい

ズボンに穴

私は田舎に住んでいる。車社会だ。 車の便利さは重々承知しているけれども、自動車があることが前提の社会システムにただ従属するのは良くないんじゃないか、と思っている。 ということで、行けるところはなるべく自転車でいく。一日20キロくらいなら自転車…

田舎の中心街

田舎の中心街は空洞化が目立つ、と言われて久しい。 私の住んでいる街も中心部には駐車場が目立つ。 しかしこれはある程度仕方がないことで、駐車場は維持管理の費用や税金が安い一方、車の利用者が多いので儲かるのだ。理由があるからこうなる。 かつて商店…

春眠

昔の開拓者の記録を見ていると、春になると自然に眠くなるという。そんな記述が、たしかあった。 冬の間が厳しすぎて、知らず知らずのうちに体力を失っており、春になって火を絶やさずとも生活できるようになると自然に眠くなるのだろうか。北海道に住んでい…

犬のおしっこ

日本列島において犬と人間とのつきあいは縄文時代から始まったという。 現代日本においては犬は電信柱など道端の構築物や、塀などの隅におしっこをする。縄張りの意識だとか、他のわんことのコミュニケーションなどの意味があるという。 現代だと犬がおしっ…

タイミング

ある人が人間関係で悩みを抱えていて、それを打ち明けるのにふさわしい相手がまさに私しかいない状況があった。 お酒を飲みながら話を聴いた。飲まないと聴いていられないような話でもあった。でも飲みすぎたら話が錯綜してしまうので、居酒屋のあとはカフェ…

マーボー豆腐

マーボー豆腐は、限界まで漢字で書くと麻婆豆腐で、今日行った中華料理屋のメニューにはマーボー豆腐と書いてあった。限界までカタカナ表記にするとマーボードーフだが、そんな表記は見たことない。マーボー豆腐はカタカナと漢字が混ざって変な印象を受ける…

タバスコ

タバスコは謎の調味料だ。製造の経緯も、現在に至るまでの歴史も、日本への紹介も、タバスコに関する都市伝説も、何にタバスコをかけるべきかも、とにかく謎に包まれている。

やったぜ

博士論文書き終わった。やったぜ。 昔の人は原稿用紙にこういうの書いてたわけで、大変だなと思う。

まんだらけ

まんだらけに行った。漫画のコーナーで物色していると、カップルがいろいろマニアックな話をしていた。女の方が「体が東条で性格が西野なら完璧でよかったのに」と言っていた。すげー納得した。 いちご100% カラー版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者: …

作荷台

スーパーで野菜とか豆腐とか、とにかく物品を購入し終え、作荷台(サッカー台)でそうした物品を詰めていた。すると同じ台におったおばさんが「あんた! もっとこう詰めたほうがいいわッッ!!」「そうそうそうよッ!」とか言い始めた。私は「ばばあ~~~~…

自転車を盗まれた

金曜日、都市間バスに乗るため自転車をこいで行き、バス乗り場の近くの駐輪場に自転車を止めた。ここは鉄道の駅も近く、恐らく駐輪場の利用者は鉄道を利用する人が多いと思う。 朝一のバスに乗り、一泊して土曜日に帰ってきたら自転車が見当たらなかった。も…

男性のがっちりした尻が好きな女性は多い。先日そうした好みを持つ女性と話す機会があって、その後私はずっとプロ野球選手の尻のことを考えていた。 ヤクルトスワローズに所属する小川泰弘投手は足を高く上げる独特のフォームで、入団初年から3年目の現在ま…

「すべき」と「するべき」

口語体では「するべき」とすべきであり、文語体では「すべき」とすべきだという。わたしはどうしても話し言葉でも「すべき」と言ってしまうし、文章を書くときも「すべき」とすべきと考えている。すなわち、話し言葉でも書き言葉でもしすべからく「すべき」…

バスソルト

私はたまにクソ高いバスソルトを購入し、風呂に入れている。しかしこのクソ高価なバスソルトに対してあまり信用を置いていない。本当に発汗作用があるのか? 本当に保湿効果があるのか? 勿論バスソルト当局もこの事に対して、私が猜疑心を抱いている効能に…

好きな人

好きな人は感情の起伏が少なく、いつもどっしり構えていて、精神的に安定している印象を受けた。いつも慌てず、ふわっと構えてことにあたる。焦ってしまいそうな時もどっしりしている。 それでいて愛想が悪いわけでなくニコニコしていて人当たりがとてもいい…

境内

「境内」という言葉を具体例にとる。呉音だ。これを「きょうない」とは、21世紀の現在においても、読まない。こんなに科学が発達したのに。 あの高度経済成長を経てもなお、私たちは着物を着なくなってもなお、慣用的に漢字の音読みに複数のあり方があり、私…

友人の宇野

友人の宇野(仮名、もしかしたら仮名じゃないかもよ?)は、夏目漱石『こころ』のハイライトシーン、先生がKが自殺しているのを発見したシーンの創作モノマネ? が大好きな男だった。 原文では襖を開けて戦慄し、Kの遺書を見つけ、それを読む先生。宇野はそ…

耳かき

耳かきが好き過ぎて毎日している。 よく健康番組で「そんなにしなくても良い、むしろ危険がある」的な意見を目にするが、そんなことはどうでも良い。潔斎のようなものでやらないと気が済まない。心因性のものだろう。 しかし当然のごとく耳垢は枯渇している…

はてな題詠「短歌の目」5月

今月もぎりぎりになったが詠みました。良い天気になってきており、それが内容に反映されている気がする。 1. うぐいすうぐいすは それとは知らず 遅い春 蝦夷地の人に それを知らせる 2. 窓春めいて陽長くなるを窓だけが教えてくれた多忙の日には 3. 並ぶ順…

aiko

aikoて私が学生のころからずっとずっとずっとキャラを崩さずラブソングを歌い歌い歌い続けているしいつだってライブやPVではピョンピョンピョンピョンジャンプし続けている。これはすごいことだ。一体aiko的な存在でaikoほど自然に第一線で活躍し続けている…

施川ユウキ

施川ユウキという漫画家がいる。私が最も影響を受けた漫画家だ。絵は決して上手ではないけれど、豊潤な読書や映画(あるいはテレビ番組)のバックグラウンドから繰り出すギャグやストーリーは、とても文脈的でどっしりしている上に奇を衒えている。 施川は、…

お姉さん4

職場のお姉さんと食事に行ったり飲みに行ったりするときの多幸感がすごい。 人生に対してものすごく肯定的になれる。

お釣り

お釣りで丁度良い額をもらうために、一円とか五円とか十円とかで調整する。するとお釣りが三六〇〇円とかになり財布の中の小銭が整理される。 この理屈はすげーわかるんだが、だが逆に小銭が無くなりすぎてお釣りが三三八七円とかになってしまう。小銭が増え…

はてな題詠「短歌の目」4月

今月も詠んでみました。いくぜ! 1.入港町 歩き見かける 入船町 山育ちには馴染は薄く 2.粉澱粉の水に溶けたか溶けないか 顕かならぬ 薯の神秘よ 3.新学期新学期 探り合いして 格付ける これらが嫌で 新学期嫌 4.フール丘の上 笑うフールに 透徹を 求めるこ…

グレッグ・イーガン『白熱光』

グレッグ・イーガンという作家の『白熱光』という小説を読んだ。弐瓶勉という漫画家の『BLAME!』という作品を読み返した後で、何だかSFの世界に浸りたいと思い、この『白熱光』を手に取った。 何が良かったのかというと、訳者のあとがきだ。小説の妙味や、見…

きのこ3

きのこは不思議で、しいたけとか超うまいし(今日も食べた)、一方強力な毒があるものもある。色も形も千差万別。カラフルなものから地味なもの(しいたけ)、群生するもの孤立するもの、本当に色々だ。そうしたきのこが、今も人の知れないところで、きのこ…

言葉

言葉は信用できない。もう少しポジティブな言い方をすると、同じ字面でも文脈や流れで意味が変化する場合が往々にしてあるということだ。 もう眠いからあまり良い例が浮かばないが 香山リカ(精神科医) 林公一(精神科医) 同じ精神科医でもだいぶニュアン…

回転SF寿司

はま寿司はタッチパネルで注文したいネタを押すと作ってくれてベルトに乗せてくれる。近づくと音が鳴って教えてくれる。 スシローでは食べた皿をダストに入れることで料金を計算してくれる。 このように回転寿司屋はSFだ。食事というものの最先端を行って…

去る人

この時期になると来年度から違う環境に移ることを表明する人が多い。 そんな人と話すと、今の職場への、去り際だからこそ言える感慨や意見を聴ける。 ちょっと自由な発言が許される。去り際だから。残る私は今日はそんな話を聴きながら来年度のことを色々考…

ちくわ

ちくわ 中学高校と古典を勉強した人は多いだろう。中古の文学を学んでいてわずらわしいのは、今とはやや異なる語彙を持つ言葉だ。例えば「賢し」とか「勿体なし」は現代の「賢い」と「勿体ない」とはやや意味合いがずれている。ま「賢し」なんかは「小賢しい…