狭筵

はい

ドーナツの穴の食べ方教えます

トピック「ドーナツ」について

 

ドーナツの穴。これを食べる方法を私は知っている。

まず穴のあいたドーナツを用意しよう(ここで餅とか用意するのは愚か者のする行為である。)

そしてドーナツの外周から徐々に食べて行こう。ドーナツのまんまるを維持したまま食べるのだ。穴のところまで食べてしまって「つ」の字型になってしまうと失敗だ。あくまでも「◎」を維持する。

上手くいくと、穴を維持したまま一口で食べられるところまで小さくなる。

最後は一息に、穴ごとドーナツを頬張れば良い。

 

 

ドーナツにおいては、穴の部分まで食べ進むと穴は消えてしまう。一体穴はどこへ行ったのだろうか?

このように「穴」という存在は不思議だ。穴はそれ自体では存在しえない。周りとの比較のもと、窪んでいたり貫通して向こうが見える場合に「穴」は姿を現す。無いのに、周りとの関係で出現する存在。不思議な存在だしそれを言語化した先人は結構すごいと思う。