狭筵

はい

ハンバーガーと蜀

私はモスバーガーが好きなんだが、モスバーガーのハンバーガーを食べていると三国志の蜀の国のことをつい思い出してしまう。

初めハンバーガーはあつあつで完璧な形でそこに存在している。三国志劉備たちはさまざまな困難を乗り越え蜀を建国する。ここからが大変だ。モスバーガーは食べれば食べるほど、ソースははみ出すし、バーガーや具はずれて行く。もう後戻りできない。蜀の面々も、建国後は功臣が相次いで死んでいく。ソースが付着してグロテスクになったバーガーの側面は、関羽にとっての麦城であり、劉備にとっての夷稜だ。張飛ももうすでに無い。

しかし私はハンバーガーを食べることを止めるわけにはいかない。そして絶対に狂った歯車は元に戻せない。蜀の国は滅亡し、三国時代は最終的には晋が統一を果たす。私もモスバーガーに別れを告げて全然違う活動を行なう。時代は移り変ってゆく。

モスバーガーは食べてりゃ崩れる。これは結構侘しい。

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