狭筵

はい

はてな題詠「短歌の目」5月

今月もぎりぎりになったが詠みました。良い天気になってきており、それが内容に反映されている気がする。

 

 

1. うぐいす
うぐいすは それとは知らず 遅い春 蝦夷地の人に それを知らせる


2. 窓
春めいて陽長くなるを窓だけが教えてくれた多忙の日には


3. 並ぶ
順番に並んでいても認識の異なるせいで喧嘩が起こる


4. 水
水星に 衛星有らず 騙ったは コップ座31番星

 

水星の衛星 - Wikipedia

 


5. 海
築港の海は深みを潜めおり、船の軋みで水面も見えず


6. かめ
外来のかめはそれ故殺されて冷凍庫から恨んで凍る


7. 発情
あやまって「姉」と寝ました発情をしてはならぬとただ手つないで


8. こい
「こいひる」と書く集落に 釣り人がいて 山並み続いて

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9. 茜さす
茜さす真昼の寝床でごろ寝してサボった日の午後やわらかに過ぐ


10. 虹
甜菜の繁る畑に虹が立ち照る野辺歩き夕餉に帰る

 

 

 

tankanome.hateblo.jp