狭筵

はい

男性のがっちりした尻が好きな女性は多い。先日そうした好みを持つ女性と話す機会があって、その後私はずっとプロ野球選手の尻のことを考えていた。

ヤクルトスワローズに所属する小川泰弘投手は足を高く上げる独特のフォームで、入団初年から3年目の現在まで先発投手として活躍している。伸びのある直球と切れのあるフォークが持ち味で、身長は決して高くないものの大上段から投げ込んでくる、現今のヤクルトのエースだ。

 

 

彼の尻は良い。そもそも野球選手、特に投手は尻が良い。良い投手だから尻が良い。尻が良いから良い投手になる。尻と投球には密接な因果関係がある。下半身の安定は投手にとって不可欠であり、投げ込みやランニングによって鍛えられた良い尻ってのは下半身の安定を生むのだ。尻ってのは選手のバロメーターになる。発達した尻は一流選手の証だ。

さて話を小川投手の尻に戻そう。小川投手のお尻は、無論素晴らしい。一流選手の尻である。プリッとした良い尻だ。

そして重要な点はその投球フォームだ。ノーラン・ライアンの名著『ピッチャーズ・バイブル』に触発されて完成したフォームは、先述のとおり足を高く上げるものだ。そしてそれは図らずして尻を強調する結果を生んでいるのである。

彼のもとより良い尻は、投球時にもっとも強調される。ユニフォームの上からもわかる精強な尻。

かつて野茂英雄という名投手がいた。彼の投球フォームはトルネード投法と呼ばれ、日米双方の野球でまさに旋風を巻き起こした。彼のフォームに尻の視点から注目すると、やはり尻をやたら強調するフォームだった。

小川投手はそういう意味では野茂投手の再来なのだ。尻を継承している。そして尻に担保されている(であろう)優秀な成績。これからも応援したい。